院内処方
病院やクリニックを受診してお薬をもらう時に、
院内でお薬をもらう場合と、
処方箋をもらって調剤薬局に行ってお薬をもらう場合があります。
院内でお薬をもらうことを「院内処方」、
調剤薬局でお薬をもらうことを「院外処方」と言います。
一般にはあまり知られていませんが、
「院内処方」には「院外処方」よりもメリットがたくさんあります。
まず、院内でお薬がもらえるので、処方箋を持って調剤薬局に行かなくてよい、
という点があります。
そのため、調剤薬局に移動する手間や待ち時間はなくなります。
それだけではなく、全く同じお薬であっても、
院内処方は費用が安くなるというメリットがあります。
(詳しくはQ&Aのなぜ院内処方は院外処方よりも費用が安くなるのですか?をご参照ください)
院内処方には、余計な時間や手間がはぶけるだけでなく、同じ薬でも院外処方よりも費用が安いというメリットがあります!!
1.このような方にお勧めです
・診察が終わったら、すぐにお薬を手に入れたい方
・足が悪い、小さなお子様を連れているなど、調剤薬局に移動することが大変な方
・調剤薬局での問診や説明の時間が、もったいないと思っている方
・同じお薬なら、費用を節約したい方
2.当院では「院内処方」を基本にしています
当院では院内処方を基本にしています。 しかし、全てのお薬を準備することはできないため、 様々な理由により当院にないお薬をご希望される場合は処方箋をお出ししていますので、 遠慮なくお申し出ください。
3.院内処方について、皆様から寄せられるご質問を以下にまとめています
Q:なぜ院内処方が院外処方よりも費用が安くなるのですか?
院内処方の場合は、お薬代+診察料のみですが、
院外処方の場合はお薬代+診察料+調剤薬局での処方料となり、
単純に手数料が増えることが費用の差となっています。
患者さんの自己負担は、院内処方の方が1回の処方あたり約600円安いと財務省のデータで公表されています(3割負担の場合)。
内閣官房行政改革推進本部事務局、財務省財政制度等審議会資料より
Q:なぜ院内処方は普及していないのですか?
まず、院内処方よりも院外処方の方が、病院が受け取る手数料が高いです。 また、院内にお薬を準備することは、病院にとって手間と労力が増えるなどの負担があります。 すなわち、病院にとって院内処方は手間と労力がかかるのに手数料が安い、ということになります。 そのため、多くの病院が院外処方を選択しています。
Q:どんな薬でも院内処方で出してもらえますか?
当院では点眼薬を中心に幅広く眼科の治療薬を取りそろえており、 90%以上の方が院内処方でお薬を受け取っています。 しかし、全てのお薬を用意しておくことは難しいため、 一部のお薬は院内処方ができません。 その場合には処方箋をお出ししますので、調剤薬局でお薬を受け取ることになります。
Q:同じ日に院内処方で出してもらいたい薬と、院外処方でだしてもらいたい薬がありますが、大丈夫ですか?